■運動が乳がんによる死亡リスクを軽減 記事詳細  
 
  継続的な運動が乳がんによる死亡リスクを軽減することが確認された。これは米国Yale School of Madicineの研究グループによる成果。2008年8月20日号のJounal of Oncology 誌に掲載された。
グループは1995年〜1998年「に乳がん検査を受けた患者933人を2004年まで前むきに調査し、運動と乳がんによる死亡リスクを解析した。
その結果、乳がんの診断を受ける前後に、1週間につき2〜3時間の早歩きに匹敵する運動を継続いていた女性では、運動をしていない女性に比べて、乳がんによる死亡リスクが67%少なかった。また乳がんの診断後に運動量を増やした場合でも、乳がんによる死亡リスクが45%減となっていた。
一方、乳がんの診断後に運動量を減らした女性では
乳がんによる死亡リスクが約4倍に上昇していた。
同研究を行ったMedina L.Irwin氏は「乳がんの治療を受けている女性は、運動は治療の一部と考え、毎日15分程度のウォーキングからでもよいので始めてほしい」と語っている。 (日経BP/08年9月8日より)
 

 
 
2008年11月09日