■喫煙とがん 記事詳細  
 
  がんの原因としての喫煙
喫煙は、さまざまながんの原因の中で、予防可能な最大の原因です。日本の研究では、がんの死亡のうち、男性で40%、女性で5%は喫煙が原因だと考えられています。特に肺がんは喫煙との関連が強く、肺がんの死亡のうち、男性で70%、女性で20%は喫煙が原因だと考えられています。

がんの予防のためにはたばこを吸わないことが最も重要です。現在たばこを吸っている人も、禁煙することによってさまざまながんのリスク(がんになる、またはがんで死亡する危険性)を下げることができます。

喫煙は、たばこを吸う本人だけでなく、たばこを吸わないまわりの人にも肺がんなどの健康被害を引き起こします。

喫煙は、がんだけでなく、冠動脈心疾患(狭心症、心筋梗塞など)や脳卒中など循環器の病気、肺炎や慢性閉塞性(へいそくせい)肺疾患(COPD)など呼吸器の病気の原因でもあります。

 

 
 
2009年01月04日