■大府市に重粒子線がん治療施設計画 記事詳細  
 
  一九八〇年以降、愛知県の死亡原因のトップをひた走るガン。特に有効な治療法がなく、新しい治療法の開拓が求められている中で、愛知県大府市に計画されているのが「重粒子線がん治療施設」だ。重粒子線治療とは、切らずに治すがん治療。副作用も少なく、病状によっては一回照射でがんを破壊できる最先端の医療技術。この施設の建設が決まれば世界でも四施設目、民間でも初の治療施設となる。〇九年度の着工、一二年度の開設を目指すが、問題は約二百億円の資金調達。景気後退の影響を受け、五割程度を確保したままにとどまっている。この最先端医療施設の実現に向け、関係者は資金集めや啓蒙活動に尽力している。  

 
 
2009年01月30日