■自動車保険の参考純保険料率改定 記事詳細  
 
  損害保険料率算定機構はこのほど会員保険会社に提供している自動車保険の参考純率について全体で5.7%の引き上げを実施した。6月22日に金融庁長官へ届けでて、7月7日に審査終了通知を受領した。
近年、自動車保険では@用途車種別にみると、保険料の低いコンパクトカーが増加したことAいわゆる無事故割引の割引率の高い契約者が多くなってきていること。B保険料の高い若年ドライバーが減少したことなどの影響により保険料収入が年々減少する傾向にある。
その一方で保険金支払いは対人賠償・搭乗者保険を中心に増加傾向にある。交通事故自体は減少傾向にあるものの、小額損害事案に関する支払、請求が増加。また保険会社各社で、事故発生時に支払いの可能性のある保険金をすべて案内したうえで支払うという、対応を充実させた事が要因とみられ、こうした事情が今回の改定の背景となった。
 

 
 
2009年07月12日