■がん治療にはいくらかかる? 記事詳細  
 
  がんの治療にははたして、どのくらいの治療費がかかるのだろうか。早期のがんなら50万円以内で収まる事も少なくない。
ところが、再発や転移を繰り返し、数年にわたって、抗がん剤治療や服薬などを続けると、自己負担の金額は数百万まで、膨れ上がることもある。4年前に乳がんと診断されたSさんは、転移を繰り返し、抗がん剤治療を続けている。貯金は初発の治療で使い果たした。現在1回の外来治療に3万円、1か月10万円強「普通の家庭で払える金額ではない、でもまだ死にたくない」とSさんは訴える。
アフラック社が2004年に実施したがんの治療にかかった自己負担額は平均91万5973円という結果が出た。
この中には、医療機関の会計窓口で支払う自己負担の他、差額ベッド代、交通費、サプリメントやかつらにかけた費用など、様々な物が含まれている。
がん保険を扱う保険会社の多くが、がんと診断された時に、100万円の一時金を給付するという補償を用意しているのは、こうした平均にもとずいている。
 

 
 
2010年11月21日