■低すぎる日本のがん検診受診率 記事詳細  
 
  日本のがん検診受診率は低い。子宮がん検診は英米の8割前後に対し2割。乳がん検診も米国の半分以下、英国の1/3以下。肺がん、胃がん、大腸がんといった、国が推奨する他のがんの検診についても2割前後の人しか受けていない。がん検診に関する関心度は高く、97.4%もの人ががん検診は重要と回答している。意識と現実の乖離しているのだ。その理由に「体制の不備」がある。韓国政府は受診を促す、親しみやすいCMやドラマを大量に放映。電話や個別訪問で受診を促し、利便性にも留意し、指定を受けた医療機関なら全国何処でも受けられるフリーアクセス網も整備。受診料についても健康保険でカバーすることとし、安価に検診を受けられる環境を整えた。日本でもこのような体制作りが急務である。  

 
 
2010年11月29日