■愛知】コロナ受診、保健所通さずかかりつけ医に 県が変更 記事詳細  
 
  県は二十一日、新型コロナウイルス感染が疑われる発熱患者が、これまでのように保健所を通さず、まずかかりつけ医に相談するように改めた受診手続きの変更を、二十六日から実施すると発表した。これに合わせて県は、千百九十七カ所の病院や診療所をPCR検査などができる「診療・検査医療機関」に指定。コロナに対応できる身近な病院や診療所が大幅に増えることになる。(浅井俊典、戸川祐馬)

 コロナとインフルエンザが同時流行すると、発熱などの症状を訴える患者が急増し、保健所中心の今の方法では対応できない恐れがあるため、国が変更を指示していた。大村秀章知事は二十一日の記者会見で「同時流行が懸念される冬に向け、身近な医療機関で対応できる体制をほぼ整えられた」と述べた。

 現在は主に、患者が保健所などに設置された「帰国者・接触者相談センター」に相談し、症状に応じて検査や診療が可能な医療機関「帰国者・接触者外来」につないでもらっている。ただ、帰国者・接触者外来は県内に五十一カ所しかなく、すぐに検査や診察が受けられないとの不満も出ていた。

2020年10月22日 05時00分中日新聞より (10月22日 05時00分更新)
 

 
 
2020年10月23日