■損保ジャパン、専門家紹介ネットワーク開始 記事詳細  
 
   損保ジャパンは2月1日に、中堅・中小企業向け新サービス「専門家紹介ネットワーク」を開始した。専門家ネットワーク組織である潟Rンサルティングファームを通じて、企業のさまざまな課題に的確にアドバイスできる会計士、弁護士、司法書士、税理士、行政書士、弁理士などを紹介するもので、すでに具体的な相談が来ているという。増加する課題の解決を支援することで、保険営業に付加価値を持たせることが狙いだ。
 同社では、会社規程の改訂や公的助成金の受給に関する相談などの要望に応じて提携の社会保険労務士を紹介する「社労士ネットワークサービス」を提供してきた。代理店や営業社員が中小企業を開拓する中で、経営や就労などの相談を受けることも多く、2011年度は前年度の2倍の紹介実績が出るなど活用が進んでいる。
 また、NKSJグループの日本興亜損保では既にコンサルティングファームと連携し、経営コンサルティングサービスを提供していたことから、損保ジャパンも同様にサービスの拡充を図り、顧客メリットを一層追求する考えだ。
 「専門家紹介ネットワーク」サービスは、法務・コンプライアンス、税務・会計、経営全般など、企業の悩み・課題に合わせて個別にコンサルティングを行うもので、例えば「就業規則の適正化アドバイス」「事業継承のコンサルティング」「相続の支援」「労務トラブルの対応」「売掛金回収トラブル」といった相談がある。申し込み企業とコンサルティングファーム社との事前面談(無料)により相談内容が確定し、専門家に業務を依頼した場合に料金が発生する仕組みだ。
 潟Rンサルティングファームに所属している専門家は、弁護士・弁理士・公認会計士・司法書士・税理士・社会保険労務士・中小企業診断士・行政書士・一級建築士・不動産鑑定士・測量士・土地家屋調査士・システム監査技術者・マーケティングプランナー・経営コンサルタント・リスクコンサルタント・教育コンサルタントなど多岐にわたる。
 営業企画部企業営業推進グループの河邨敦担当課長は、「新サービスは、紹介可能な専門家の分野が多岐にわたるため、企業の抱える問題や悩みにさらに幅広く応えることができる。代理店による企業開拓や企業との関係構築・強化にも役立ててもらいたい」としている
 

 
 
2012年03月09日