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■「2月の値上げ」が家計に影響 食用油や冷凍食品に調味料も… ガソリンは13年ぶりに170円超える
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愛知県小牧市にあるスーパー「Mikawayaラピオ小牧店」。
「こちらの食用油が、店の在庫がなくなり次第、358円から398円に値上げ」 (三河屋ラピオ小牧店 石川光昭さん)
この食用油の販売元「Jーオイルミルズ」は2月1日から家庭用と業務用の菜種油を1キロあたり40円以上値上げします。
そのほか水産・食品会社の「ニッスイ」も2月1日からカニ風味かまぼこや冷凍食品など合わせて113品目で値上げを決定。
出荷価格で約4%から13%の値上げになるということです。
さらに…。
「こちらには料理によく使う醤油が、ずらりと並んでいますが、ほとんどが2月以降に値上げの対象なのです」 (脇田亜彩香記者レポート)
キッコーマンは2月中旬から約160ある醤油製品を14年ぶりに値上げします。
「いつも、この醤油です。他のを使ったら料理の味が変わるから。仕方ないですね」 (60代主婦) 「気になりますよね、値上がりは。負担になります」 (30代女性会社員) 「日頃使うものは一斉に値上がりですものね。困ります」 (70代主婦)
この事態にスーパーとしては…。
「原価が上がったら、売価に反映させるのは控えたい。やれるところまでは努力したい」 (三河屋ラピオ小牧店 石川光昭さん)
値上げの背景には、原材料費や原油価格の高騰があります。
さらに3月以降もマヨネーズなどが値上げになる見込みで、この値上げラッシュ、まだ始まったばかりです。
また、原油の高騰で値上がりが続くのはガソリン価格も。
「こちらのガソリンスタンドだと(レギュラーガソリンが)171円ですね。こちらはレギュラー価格172円」 (横山朋未記者レポート)
先週、レギュラーガソリンの平均価格は13年ぶりに170円を超えました。
そこで、国は価格を抑えるため石油元売り会社に対し1リットル当たり最大5円の補助金を出す、異例の対策を決定。
1月27日からガソリンや重油、灯油など1リットル当たり3.4円の補助金を支給しました、しかし…。
「こちらのガソリンスタンドではレギュラーガソリンが175円です」 (横山朋未記者レポート)
価格が下がっていない理由は何なのか?
「原油価格が上がっていて、その分を補助金で補っても、その分まるまる(店頭価格を)下げるわけにはいかない。近隣の店の価格変動もあるので」 (ガソリンスタンドのマネージャー)
店頭価格は輸送費や人件費、他の店との競合状況などもあり、卸値が安くなっても、そのまま反映させるのは難しいといいます。
「やっぱり高いよね」 「(補助金はあっても)変わらない。せめて160円台になってほしい」 (利用客)
しかし…。
「『価格が下がるんだよね』という問い合わせが多かった。店としては困惑してしまいます」 (ガソリンスタンドのマネージャー)
利用客の中には補助金のリッター3円分は値段が下がると誤解している人がいるとのことです。
ガソリンスタンド側からはこんな声が。
「(補助金を支給しても)価格が下がらない状況になった場合は、ガソリン税の軽減を、国で対策をとってもらいたい」 (ガソリンスタンドのマネージャー)
名古屋市内のガソリンスタンド10軒にレギュラーガソリンの価格を聞いたところ27日以降「変わらない」のが8軒、「値上げ」が1軒、「値下げ」が1軒でした。
石油情報センターも、国の補助金が出ても、しばらく高値が続きそうだとしています。 さらに原油高騰の影響は、街の銭湯にも。
名古屋市中村区にある創業90年以上の「松の湯」。
お湯を沸かすボイラーの燃料に重油を使っていますが。
「嫌になるよね。高いとか困ったというのを通りすぎてる」 (松の湯 石川英児さん)
去年は新型コロナの影響で客足が鈍り、重油の需要も減りました。
価格は最も安い時で1リットル当たり49円まで下がっていましたが、いまは93円まで値上がりしています。
気温が低い冬の間は夏場の倍の燃料が必要で、この時期の高騰は経営に響きます。
「経費はかかる、売り上げは下がる、大変です。ダブルパンチ状態」 (松の湯 石川英児さん)
CBCテレビより
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2022年02月01日 |
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