■トイレ工事巡り男4人を逮捕 「キャンセルできない」違法な契約か 愛知県で同様トラブルも 記事詳細  
 
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トイレの工事で違法な契約をしたとして、4人が逮捕されました。手口は「キャンセルはできない」などという言いがかり。今、同様のトラブルが相次いでいました。



1日午前10時過ぎ、愛知県江南警察署に次々と連行される男たち。

逮捕されたのは、いずれも名古屋市北区に住む山本涼平容疑者(30)、永野邦敏容疑者(60)、高橋竜也容疑者(35)、魚谷翔太容疑者(37) の4人です。

この4人が逮捕されたワケ、それはトイレ工事を巡るトラブルです

警察によりますと、4人は今年1月と3月、愛知県清須市や名古屋市中川区の女性らに対し、トイレ工事で「作業開始後はキャンセルができない」などとウソを言い、工事を行った特商法違反の疑いがもたれています。

さらにネット上で「280円〜」などと掲載し集客。そして高額な請求をしていたとみられ、集めた額は1億2500万円にも上るといいます。

こうしたトイレ工事を巡って実はいま、愛知県内でトラブルが相次いでいるのです。

愛知県消費生活総合センターによるトイレに関わる相談件数の推移を見てみると、3年以上前は100件以内だったのが、2020年度以降は200件越えと倍以上に。

■被害にあった女性
「悔しい気持ちと、悲しい気持ちと、お金を早く返してもらいたいという気持ちがすごくありました」

今回の被害者と同じサイトを利用して、被害にあったという愛知県在住の50代の女性。

■被害にあった女性
「去年12月4日の昼ごろに(トイレが)詰まってしまって、生活救急設備というサイトをスマホで見て先頭に載っていたので、皆さん見て頼まれているのかなと思ってしまいました」



女性は先頭に表示されたサイトを見て電話で依頼。その日に、工事業者の男性2人が自宅に訪れました。

■被害にあった女性
「世間話で「ここでだめだったら、どうなるんですか?」と聞いた。高圧洗浄というのがあって、値段が跳ね上がっていって、一番高くてどれぐらいですか?って言ったら、200万円ぐらいだって言われて」

トイレの便座を外し、点検を始めると、その言葉通り、高圧洗浄や排水管の工事が必要だと説明されたといいます。

さらに、「機材を使うのでキャンセルはできません」とキャンセルができないことを伝えられたといいます。

■被害にあった女性
「これをやめますって言ったら、自分が頼んだのになんだって言われたり、逆に訴えられてしまうんじゃないかと恐怖で受けざるを得なかった」

やむなく工事を承諾し、完了すると、請求金額は約160万円でした。

女性は現金で支払いましたが、トイレの工事であまりに高額な金額に違和感を覚え、すぐにクーリングオフ通知を送付も受け取りは拒否されてしまいました。

■被害にあった女性
「冷静に考えてちゃんとした業者さんに頼めば良かったなという後悔はあります」

女性は警察に被害届けを提出したということです。



相次ぐトイレ工事を巡るトラブル。

警察は、今回逮捕された4人の認否を明らかにしていませんが、他の被害との関連についても詳しく調べています。

9/1中京テレビニュ−スより

 
 
2022年09月01日