■新型コロナの影響で… 愛知の会場で「予約なし接種」始まる 感染拡大で路面電車は減便に 記事詳細  
 
  新型コロナ「第8波」の中、愛知県の大規模接種会場では、きょう(12月15日)から予約なしで接種が受けられるようになりました。一方、感染拡大で身近な市民の交通手段にも影響が出ています。

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きょう(15日)から愛知県の大規模集団接種会場の1つ、名古屋空港ターミナルビルの2階フロアでは予約がない人でも接種できるようになりました。予約なしで接種できる県の大規模集団接種会場は愛知医科大学メディカルセンターに続き2か所目となりますが、その目的は。

(愛知県 感染症対策局 肆矢勝弘さん)
「現役世代など仕事が忙しい人がいるので、その人たちに、より多く来ていただきたい」

この名古屋空港の会場では11月から1日の予約枠を100人増やし平日は800人に。土曜日は1100人にしました。インフルエンザとコロナの同時流行が懸念されているからです。

会場の予約率は連日ほぼ100パーセント。枠を増やしても仕事や学業に忙しい現役世代への配慮が課題として浮きぼりになったのです。

早速、予約なしで接種に訪れた人たちは…。

(20代女性会社員)
「仕事などもあるので、そこと重ならないように休みを取らないといけないのが一番大変だった」

(20代男性会社員)
「仕事がちょうど休みなので、きょうは本当にタイミングが良かった」

話を聞けた人の多くは自宅近くのクリニックの予約が一杯だったため、ということでした。そして、駆け込んだ理由は他にも…。

(男子大学生)
「来週、旅行に出かける予定があって」

(20代女性会社員)
「金曜日に大阪に行くのですが、泊まるホテルが3回目接種が必要なので」

愛知県では残り3か所の大規模集団接種会場も、予約なしで接種できるよう調整を進めているということです。

一方、コロナの感染拡大で愛知県豊橋市では通勤通学の足に影響が出ています。

豊橋鉄道によりますと、市内を走る路面電車の運転士29人のうち8人が、きのう(14日)までに新型コロナウイルスに感染したり濃厚接触者にあたるとして、出勤できなくなりました。

このため12月15日から1月9日までの間、平日は1日268本から60本減便に、また、土・日・祝日も1日248本から40本が減便されることになりました。

これまで朝の通勤通学のラッシュ時には7分半の間隔で運行していましたが、10分おきの運行となりました。

(利用者)
「本数が減ったので(予定の)時間に遅れたりするので少し困る」

「時代が時代なので仕方ない。できれば通常に戻るとありがたい」

また、車内で「お酒」や「おでん」が楽しめる冬の風物詩「おでんしゃ」も運休に…。

豊橋鉄道は「ご迷惑をおかけしますが、減便は安全運行を第一に考えてのことですので、ご理解いただきたい」とコメントしています。

2022.12.15CBCテレビより
 

 
 
2022年12月16日