■5月29日海外旅行が復調、パスポート申請の待ち時間は1時間以上 新機能スーツケースも売り上げ好調 記事詳細  
 
  今夏の旅行は海外という選択肢も広がっているようで、パスポートの申請には連日多くの人が訪れています。また、スーツケースの売り上げも大きく伸び、久しぶりの長期の旅行を見すえた準備が早くも進んでいます。


 名古屋駅近くにあるパスポートの申請などを行う愛知県旅券センター。29日も朝から多くの人が手続きに訪れていました。

 旅の予定は「おばあちゃんたちと韓国へ」「孫に誘われてポルトガルに」など、中には「パスポートを見たら期限がなかったので慌てて来た」という人も。

 途切れることがない申請者の列、正午近くには整理券を配布する窓口で待ち時間の目安が99人以上、85分になっていました。

パスポート申請は午後より午前がおすすめ

 日本旅行業協会によりますと、有効なパスポートを持っている人の割合は新型コロナの感染が拡大した2020年以降減り続け、2割を下回っているといいます。

愛知県旅券センターでは、パスポートの申請に訪れる人が4月は約1万6000人と、2022年4月に比べ、3倍以上の人が申請に訪れました。

 「申請者が少なくはならないとは思いますね。外に出たいと思う人や出張で海外へ行く人が戻っていることを思うとしばらく混雑が続くのかと思います」(愛知県 県民生活課 宮崎冴子さん)

 旅券センターではオンラインで待ち人数などを確認できるシステムを2022年1月に導入しました。

 コロナ禍で人が密集するのを防ぐのが主な目的でしたが、多くの申請者が訪れる今、大きく役立っているといいます。

 「午後よりは午前中のほうがいいと思います。夕方ごろから人が増えてくるので、待たせると迷惑かけちゃうので見極めてきていただければと思います」(愛知県 県民生活課 宮崎冴子さん)

旅の相棒「スーツケース」“売れ行き好調”でうれしい悲鳴
スーツケース

 そんな海外旅行への期待から、とにかく売れているというのが、旅の相棒とも言えるスーツケースです。

 2022年から販売数を4倍に伸ばしているのが6泊以上の海外旅行向けの大型スーツケース、5月初めから買い求める人が急増したそうです。

 ジェイアール名古屋タカシマヤの売り場では、スーツケースの販売数が2022年と比べて小型のものが2倍に、6泊以上の大型のものにいたっては、4倍にまで増えているといいます。

 「メーカーでも在庫がきれてしまうくらい売れてしまっているので、商品集めに奔走しているところですね」(ジェイアール名古屋タカシマヤ 熊谷圭佑さん)

 特に売れ筋のスーツケースを紹介してもらいました。

 軽さが売りのスーツケースは、通常4kgほどの大型サイズが2.5kgと“超軽量”に、「移動の多い海外旅行に」と大人気だといいます。

 担当者によりますと「階段で持ち上げたり軽さはかなり重要視されている」ということです。

 急な手荷物にうれしい機能がついたスーツケースも人気です。

 「お土産とかお買い物されたものをすぐにかけられるので重宝されるものですね。コロナ明けということで『海外に行きたい』というあふれんばかりの思いのお客様も多いので、早いうちに希望の商品を探して選んでいただいたほうが旅行直前に焦らなくていいと思いますので見ていただければと思います」(ジェイアール名古屋タカシマヤ 熊谷圭佑さん)

2023.5.29メーテレニュ−スより
 

 
 
2023年05月30日