■6月5日なぜ「車検ステッカー」貼付位置を変更、狙いは? 「罰金50万円以下」の可能性も… 7月3日以降から適用へ 記事詳細  
 
  車検ステッカーの貼り付け位置が7月3日以降に発行されるものから変更へ
 クルマのフロントガラスに貼られる「車検ステッカー」ですが、2023年7月3日から貼り付け位置が変更されます。
 
 なぜこれまでの貼り付け位置から変更されるのでしょうか。

日本の公道を走るクルマは、国の定める保安基準に満たしていなければならず、その制度を正式には「自動車検査登録制度」と言います。

 満たしている場合には、フロントガラスに「検査標章(通称:車検ステッカー)」を貼り付け、車内には「自動車検査証(通称:車検証)」をそのクルマに積んでおかなければなりません。

 最近、世間で話題となっているのが車検ステッカーの貼り付けが変更されるという内容についてです。

車検ステッカーには、有効期間 の「年号」と「月」が記され、ひと目でそのクルマが基準を満たしてるか確認できるようになっています。

 2023年6月以前までの貼付位置は、道路運送車両法施行規則第37条の3において「検査標章は、自動車の前面ガラスの内側に前方から見易いように貼り付けることによつて表示するものとする」と定められていました。

 具体的には「車検業務の実施要領を定めた通達」では「車室内後写鏡を有する自動車はその前方の前面ガラスの上部」、前面ガラスの上部が着色されてれば「下方にずらした位置」と提示されていたことからルームミラーの裏側に貼り付けられていることが一般的でした。

 また最近では安全装備などのフロントカメラがルームミラー付近で搭載される関係で、助手席側に車検ステッカーを貼っているケースも見受けられます。

 そうした中で国土交通省は、車検ステッカーの貼付位置を2023年7月から変更することを明らかにしました。

変更内容について国土交通省は、運転者からもクルマの外側からも車検証の有効期間を確認しやすいよう、貼付位置を「前方かつ運転席から見やすい位置として、前面ガラスの運転席側上部で、車両中心から可能な限り遠い位置」と説明しています。

2023.6.5くるまのニュ−スより
 

 
 
2023年06月06日