■6月20日トヨタが開発した未来のクルマ 自動運転シェアカー「MX221」車内はゆったり、レイアウトも自由! 記事詳細  
 
  トヨタ紡織などトヨタグループ6社が共同で開発した自動運転シェアカー「MX221」。近い将来、都市部では車が所有からシェアに移行すると予測して、さまざまな利用シーンやニーズを想定して開発されました。

大型のディスプレーでエンターテインメントを楽しんだり、センサーで乗客の体調を逐一チェックしたり。目的地に向かう移動手段だけではない「MX221」なら、“移動”のあり方が変わるかもしれません!

MX221に近づくと、予約した人の名前と色がディスプレーに表示されます。扉の前にスマートフォンを近づけると、ドアの開閉が自動で行われました!

運転席がないので、車内は広々としています。座席乗車人数に合わせて、車が到着したときに自動で配置を変更。ニーズに合わせたレイアウトが可能です。現在開発中のドッキングシステムによって、車いすも安全に利用できます。

車内には、目的地までの地図を表示する大型ディスプレーも! 移動中は、好みの映像やゲームをすることも可能です。

酔い軽減システム

また、シートに内蔵したセンサーで乗客の体調の異変を検知。首元に冷風を当てて、乗り物酔いを軽減するシステムも搭載しています。

車から降りようとすると、地面には「こちらへお進みください」の文字が!

「降りていただく際は、足元にどちらに進めば良いか表示が出るようになっています」(トヨタ紡織 富田 玲子さん)

また、車の中に忘れ物をすると車内カメラで乗車前後を比較して忘れ物を検知して知らせてくれる機能もあります。

車内を除菌

MX221は自動運転シェアカーのため、次の利用者のための除菌機能も備えています。

天井から「深紫外線」を照射して、車内を除菌します。深紫外線は、紫外線の中でも特に波長が短く、殺菌能力が高いといわれています。

「今から『MaaS・CASE』の時代になると、社会や業界が激変することが予想されます。そのときに、我々はもっとスピーカーを上げて、新しいリノベーションを生み出し、我々にとって持続的な成長ができるシナリオを考えています」(トヨタ紡織 リチャード チャンさん)

2023.6.20テレビ愛知ニュ−スより
 

 
 
2023年06月23日