■7月5日名古屋鉄道が「忘れ物検索サービス」開始 チャットボットを活用 記事詳細  
 
  名古屋鉄道が7月3日、忘れ物や落とし物などの遺失物検索サービスを始めた。(名駅経済新聞)

【写真】忘れ物検索サービスはスマートフォンにも対応する

 検索対象は同社で保管する、拾得から1カ月以内の遺失物で、運転免許証やパスポートなどの公的証明書、保険証、記名式ICカードなどを含む。

 検索サービスはパソコン・スマートフォンで使用できる。同社のウェブサイトから自動会話プログラム「名鉄チャットボット」にアクセスし、最初に表示される項目のうち「忘れ物を探したい」を選択すると、遺失物の特徴に関するヒアリングに進む。検索の結果、該当するものがあった場合、最終確認のため利用者はお客さまセンターに電話またはメールで連絡を入れる。遺失物の保管が確認できたら、遺失物を保管する駅を案内される。

 同社お客さまセンター担当課長は「お客さまセンターでは年間10万件を超える問い合わせに対応しており、遺失物に関する問い合わせは約3割を占める。チャットボットで特徴や状況を事前に確認できるのは、迅速な案内につながるのでは」と期待を寄せる。

 広報担当者も「年間で約15万件の遺失物登録があり、そのうち利用客の手元に戻るのは約3割。電話など従来からある方法に忘れ物検索サービスが加わることで、24時間365日どこからも検索が可能になる。返還率向上を目指し、業務効率化を図っていきたい」と意気込む。

2023.7.5みんなの経済新聞ネットワークより
 

 
 
2023年07月05日